開業 経営 融資 申告 記帳 若手経営者・後継者のネットワークづくり 商売とくらしの強い味方!民商おおさか青年部(大商連青年部協議会)

民商の青年部ってどんなことをしているの?

若手経営者が共同開発 仲間との信頼に夢かける
大阪・南大阪 ビジネス・ネットワークが元気

ビジネス・ネットワーク

大阪・南大阪地域に結成された「ビジネス・ネットワーク」が元気に活動しています。集まっているのは30代の民主商工会(民商)の会員や青年部員です。

コミュニケーションを図り、自らの経営内容を語る力を身に付けることから始まり、現在は製品や試作品を共同開発するまでに発展。

夢を少しずつ実現させている若手経営者たちが思い描くのは、さらにつながりを広げ、経営を大きく発展させることです。


挑戦しよう!

昨年5月、スタートしたビジネス・ネットワーク。中心メンバーは3人です。
若手経営者や青年部員に参加を呼びかけながら毎月1回、定例会議を開き、経営を発展させるために熱く語り合っています。

ビジネス・ネットワークを提案したのは大阪・生野民主商工会(民商)の大原弘朝さん(38)=鉄骨建築。
「名刺を交換するだけでは親ぼくを深めることも、経営を発展させることもできない。お互いの仕事をじっくりと語り、情報を交換し合って共同でものづくりに挑戦する。それがネットワークの魅力」と言います。

大原さんは現在、中心メンバーで同じ民商の喜多義範さん(37)=製造=と共同で溶接の補助具の試作品をつくり、製品化をめざしています。「この試作品ができたのもネットワークがあればこそ。自己実現の第一歩」と大原さんは胸を張ります。

溶接補助具の試作品
大原さんと喜多さんが共同でつくった
溶接補助具の試作品

喜多さんは図面を4回も書き直し、試作品をつくるまでには10カ月ほどかかりました。
「試作品は、まだまだ改善しなければならないことがあって、研究が必要。これからが勝負。それぞれが持っている技術を生かして製品開発することは、厳しいなかで生き残るためにも必要なこと。ビジネス・ネットワークの魅力を広げたい」と目を輝かせます。

二人は顔を合わせれば激論を交わし、はた目には「けんかをしているのか」と映ることも。
試作品をつくるに当たっても、ぶつかり合いの連続でしたが、それができるのも信頼があるからこそ。
「よりいいものを作りたい」と真剣に向き合ってきました。

もう一人の中心メンバーは東住吉民商青年部の川村清知さん(36)=印刷・エッチング。激しい二人の間を取り持つかのように口調はいつも穏やか。大商連青年部協議会(大青協)の会長を務め、もうすぐ卒業を迎えます。川村さんは、集まりに参加した平野民商青年部の佐々木康至さん(34)=タイル=と一緒にタイルにエッチングした表札を製品化しました。

エッチングとは特殊なフィルムを使って作ったマスクに研磨剤をふきつけ、摩擦でデザインを彫り込むもの。「エッチングの商品はまだまだ知らない人が多い。鏡、ボトル、ガラス、グラス、照明器具などにエッチングすればオリジナル製品が完成する。タイルの表札もその一つ。異業種とのネットワークだからこそ、自分の仕事の幅が広がる」と川村さんは強調します。


経営セミナー

ビジネスネットワークの定例会議
9月7日に開かれたビジネスネットワークの
定例会議。議論は夜遅くまで白熱しました

ビジネス・ネットワークは、大青協が毎月開いている経営セミナーに参加するなかから誕生しました。

ファイナンシャルプランナーの永田良一さんを囲んで「経営とはなにか」「実践力を高めるには」「営業活動に必要なものは」など3年間継続して学んだことが3人の大きな力になりました。

「自分が所属し、そこで活動している民商にこそ、ネットワークをつくる意義がある」。
永田さんの言葉に共感した大原さんは、すぐに具体化し、まずは定例会議で自分の商売をアピールすることにしました。

川村さんは仕事の特色や、どういう人(業種)を紹介してほしいかなどを書き込んだプロフィールカードをつくって商売を説明。
「印刷は消耗品。エッチングはいつまでも残せるのが最大の魅力。お客さんが持ってきた写真をそのままエッチングできる」とアピールしました。

「人前で話すのが苦手やったけど、青年部やネットワークで話すうちに、苦手意識を克服し、営業にも役立っている」と川村さん。「ブラインドにエッチングしたらどうか」と仲間からアドバイスを受け、失敗を繰り返しながら、新しい仕事に挑戦しています。


製品開発へ

製品開発に目を向けるようになったのは結成して間もないころ、経営セミナーの特別企画として八尾民商のものづくりグループ「CAP八尾」の代表・藤原義春さん(51)=基盤プレス加工=の話を聞いたのがきっかけでした。

プレス加工の技術とネットワークの力を生かして製品を開発し、新しい分野にも挑戦している藤原さんの話に、「共同の力でこんなこともできるのか」とメンバーはものづくりへの意欲をかきたてられ、溶接の補助具の試作品やタイル表札の共同開発につながりました。

現在は、それぞれの仕事場を訪問しながら、お互いの仕事への理解をさらに深めています。

「自己実現したい内容は、みんな同じじゃない。でも、経営を発展させたい、仲間とともに成長・発展したいという気持ちは共通している。ビジネス・ネットワークは信頼できる仲間との出会いの場。その輪を大きく広げたい」と川村さんらは夢を膨らませています。

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